防災サバイバル訓練 廃油でコンロ作成 炊飯訓練

11月12日13日の近江文化祭で、近江地区自主防災会では、防災サバイバル訓練(体験)として、廃油を使ったコンロの作成と、そのコンロで炊飯訓練を実施しました。 以下は、その報告です。

1.コンロ作成
 市民防災研究所で紹介されている「サ・ア・テふしぎな卓上コンロ」を作成します。
 今回利用した材料は、以下の通りです

  • てんぷら油の廃油
  • ツナ缶の空き缶
  • サバ缶の空き缶
  • アルミホイル
  • ティッシュペーパー

廃油が燃料で、ティッシュペーパーが芯に、アルミホイルが芯立てと五徳に、ツナ缶をコンロ本体に、サバ缶は五徳台にします。

まずは、燃焼実験をしました。 ツナ缶の7分目程度廃油を入れて、6本の芯に点火しました。
2時間30分で油がなくなり、消え始めました。 結構使えそうだということがわかります。


2.炊飯訓練

今度は、炊飯訓練です。

3合のコメに「とり飯の素」を入れて、3個のコンロで炊飯します。
コンロの熱が逃げないように、風の影響を防ぐために、アルミホイル周りを囲み五徳にします。
燃焼を確認するために、のぞき穴も付けました。

凡そ、10分でぐつぐつと沸騰した音が聞こえ始め、湯気も出始めました。

30分経過したころ、あたりに良い香りが広がり始めました。

そろそろだなと、火からおろすタイミングを、固唾をのんで、鼻をクンクンさせ、耳を澄まし、湯気の具合をにらみながら待ちました。

35分経過頃、おこげの香りがしてきたので、今だー!!!
飯盒を火からおろし、逆さまにして、むらしにはいりました。

約10分程度むらして、ふたを開けると、・・・・・・

ヤッター!!!!

大成功!!、みんなでおいしくごちそうになりました。

コンロはまだまだ使えるので、食べ終わった飯盒に水を入れてもう一度コンロにかけ、焦げ付きなどを取りやすくしてから、洗いました。

天気も良く、大満足な訓練でした。

近江地区自主防災会
文責 笠原